浄化槽について

浄化槽とは

浄化槽とは、し尿と併せて雑排水を処理し、下水道以外に放流するための設備又は施設であり河川、湖沼、海域等の公共用水域の水質汚濁の防止に大きく寄与するものとされています。
かつては、公共下水道が導入されるまでの間、便所を水洗化するための「暫定施設」と認識されがちでしたが、近年では、比較的安価に、短い工期で設置でき、下水道と同等の放流水質まで浄化槽の処理機能が向上しており、今後は、下水道と並ぶ「恒久施設」として、その役割はますます大きくなっています。

浄化槽の仕組み

まず汚水は嫌気槽と呼ばれる部屋に入ります。ここには、空気を嫌う微生物が住んでいて、汚水中の有機物を食べて分解しています。次の槽は、好気槽といいます。この部屋には、酸素が無いと生きられない微生物が住んでいます。そのため、全体に空気を送って、汚水中に酸素が十分に届くようにしなければなりません。嫌気槽から送られた汚水は、ここで更に分解され、有機物をできるだけ二酸化炭素に変換します。これを無機化といいます。
このように汚水は浄化槽で処理されると無機化されます。最後は消毒してから側溝・道路排水管・河川等に放流しますので、水域を清浄に保つことができます。

保守点検(メンテナンス)を受けましょう!

「保守点検」では浄化槽の機能を維持するために、機器類の調整や消毒薬の補充等を4ヶ月に1回以上実施します。(処理方式や処理対象人員によって回数は異なります)
浄化槽の保守点検は、愛知県の認定事業者であるダイチにお任せ下さい。